2004年8月から翌年1月まで半年にわたり、大阪・梅田のアプローズタワーにおいて温灸指導員養成講座がおこなわれました。
講座は大きく基礎編と臨床編に分かれ、基礎編では温灸の正しい使い方や経絡を、臨床編では温灸の養生法や治療法を、実技を交えて学びました。特に、その季節に役に立つ温灸法の紹介(例えば、冬には脳梗塞が増えますが、その予防や治療にどのように温灸を使えばいいか等)は、集客に役立ったと好評をいただきました。
受講の理由で一番多かったのは「温灸を店頭で活用するため」でした。他店との差別化やお客様とのコミュニケーション手段として温灸を活用しようとされている方が、実に受講者の1/4以上にもなりました。「お客様と店とをつなぐ媒体になりそうだ」「お客様との会話が進み、お客様が大変気持ちよく肩こりなどは楽になったと言って帰られると仕事をしていて嬉しくなる。次回来店にもつながる」というコメントも寄せられています。
次に多かったのが、「知識向上のため」「(温灸や東洋医学等を)学びたかった」でした。たしかにこういった強い気持ちがなければ、普段の仕事で忙しい中、日曜の午前中に足を運ぶことはできません。受講者の方々の熱意に支えられてはじめて講座を開催できることを改めて実感しました。また、関係者の方々のご尽力により84名もの方に受講頂き、盛況のうちに終えることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
お陰様で2004年温灸指導員養成講座<大阪>はご好評を頂き、これを受けて、2005年4月から広島でも講座がスタートしました。
次の大阪会場は9月から開始予定です。続けて受講できるように、次回は脈診や舌診も加える予定です。また、「実技の時間をもっと増やしてほしい」「臨床例を充実させてほしい」というご意見を多くいただきましたので、質疑応答を含めて実技の時間を増やしたいと思います。次の温灸士講座にもぜひご期待下さい。
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