● 子宮内膜症
チョコレートのう胞
資料提供: 杏林堂漢方薬局 薬剤師・鍼灸師 若山忠裕
28歳、女性。
不妊症で子宮内膜症、チョコレートのう胞がある。2003年6月下旬に左のチョコレートのう胞を手術で摘出したが、また左がチョコレートのう胞になり、11月には3×8cmになった。医者からは手術を勧められたが手術はしたくないということで来局された。
皮膚は乾燥してニキビがある。低血圧で(95mm/Hg−56mm/Hg)、大便は2日に1回である。首筋、肩、背中が凝る。食欲は普通。冬だけ冷える。生理は30日周期で量は少なくかたまりが出る。生理痛は軽い。寝つきは悪く夢が多い。
2004年11月30日 生理期7日分 きゅう帰調血飲3g+松節6カプセル。 生理以外の時は松節6カプセル+桂枝茯苓丸3g+牛車腎気丸3g+竜胆1.5gを使用。 2週間後の検査では、3cmにまでチョコレートのう胞が縮小した。
2004年1月に妊娠。チョコレートのう胞は小さくなり、子宮内膜症も治った。
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