金柑: | 咳、痰が取れる。ハチミツ漬けにして保存できる。 |
柿: | 咳止め、肺炎、気管支炎に効果があり、抗菌作用もある。体を冷やすので長期間食すると良くない。 干し柿は昔から漢方薬としても使用されている。咳止めの作用があり、口内炎を治す。ビタミンCが多く含まれる。 |
カリン: | 咳止め。薄く切ってハチミツと焼酎につける。特に梅酒に漬けると酸味がきいておいしい。 |
梨: | 空咳、痰のつまりに効く。 梨の上部1/3を切って種の部分を取り出し、中に金柑、銀耳(白クラゲ)、枸杞子(1〜2粒)、氷砂糖を入れる。切り取った1/3を蓋にして7〜8分間蒸す。ユリネを入れてもいい。銀耳には咳止め効果がある。 |
大根: | 大根は痰と気管支炎に効く。大根は漢方にも使われる。年をとると痰が増えて気管支炎になりやすいが、毎日大根を食べると痰や咳が取れるので「親孝行の薬」と言われる。 カリン酒に金柑と大根をつけたものを昆布と陶器の鍋に入れる。黒砂糖を加えて30分ほど煮る。 |
レンコン: | レンコンの節は漢方薬や結核の治療薬として用いられる。咳だけでなく止血にも効果がある。 気管支に奇形がある患者さんがいた。咳をすると肺の血管が切れ、血が肺の中に溜まって危険な状態であったが、レンコンのゆで汁を飲んだら咳も出血も止まった。 レンコンのハチミツ漬け、レンコンの節の天ぷらもおいしいが、節を細かく切ってご飯と炊くのもお勧めである。 ゆりね: 結核の咳、気管支炎に効く。 鳥の胸肉とゆりねをおかゆにしたものは年配の方にお勧めである。肺炎の予防にもなる。 |
銀杏: | ゆりねと銀杏のおかゆは咳や喘息に効く。 街中の銀杏を拾ってきて匂いが強い時には、一旦土の中に埋める。1ヵ月後掘り返すと匂いが取れる。 |
白菜: | 咳、痰が取れ、肺炎に効く。 冬は動かないので汗が出にくく、体に毒が溜まりやすい。冬は白菜の解毒作用が有効である。白菜には繊維質が多く含まれるので便通がよくなる。 漢方的には、白菜は腸の熱をとるので便秘とニキビに効果がある。週に2〜3回白菜を食べると症状が改善される。 また、白菜にはセレンが多く含まれる。セレンは抗癌作用があり、インスリンの分泌を促進するので糖尿病にも良い。この場合、加熱するとセレンの効果が減少するので生で食する。 |
ねぎ: | 痰を取る。 肺ガンで2回手術をしたが再発した患者さんがいる。病院ではイレッサも使用し、治療策が尽きたと言われた。比較的元気だが食生活が良くない。そこで、白菜、玉ネギ、人参、菊菜、タンポポ茶をミキサーにかけ、500ccのジュースにして毎日飲むように勧めた。半年後、ガンは縮小していないが、大きくもなっていない。がんマーカーの値は少し下がった。 |